基本的には株主優待銘柄しか紹介しない私ではありますが、今回は私自身が保有している割安株(バリュー株)を紹介できればと思っています。
2023年7月24日現在、日本企業の株価は全体的に上昇中。
その中でも、プレス工業 (7246)は配当利回りが4%を超えているので、比較的高いリターンが期待できます。
10万円以下で購入できる銘柄でもあるので、利回りの高い投資先を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
プレス工業 (7246)ってどんな会社?
プレス工業株式会社は、神奈川県に本社がある大手自動車部品・建築機械部品メーカー。
トラック用フレームとアクスルは国内で首位であり、建機用キャビンなども取り扱っています。
プレス工業 (7246)の株価、配当利回りは?
2023年7月24日の時点で、プレス工業 (7246)の株式を購入する上で参考になりそうな株価やPERなどの情報をまとめてみました。
株価 | 635円 |
時価総額 | 685億円 |
自己資本比率 | 56.20% |
連結PER(株価収益率) | 8.14 |
連結PBR(株価純資産倍率) | 0.67 |
1株当たりの配当 | 26円 |
配当利回り | 4.09% |
出典:松井証券
プレス工業 (7246)はPERが低く割安感があります。
また、自己資本比率も高めなので、他人資本の影響を受けにくく、安定した経営をしていると考えられます。
プレス工業 (7246)は株主優待はある?
プレス工業 (7246)には、2023年7月現在、株主優待はありません。
そのため、プレス工業 (7246)の総合利回り(配当利回り+優待利回り)=配当利回りで、4.09%となります。
月足チャートも載せておくので参考にしてみてください。
【10年/月足チャート】
出典:松井証券
【増 配】主力のフレーム、アクスルは国内トラックの生産制約緩和で回復。建機キャビンは好調。が、米国で客先車種生産終了し後半失速。新規案件立ち上げで償却費重く営業益横ばい。為替益見込まず。減損減。【フレーム】3月からいすゞの新型『エルフ』向けに量産。防錆性能向上し商品力強化。キャビンは主力の油圧ショベル向けほか建機用モジュール、農機向けで着実拡販。出典:四季報
四季報の評価についても載せておくので、こちらも併せて参考にして頂ければ幸いです。
プレス工業 (7246)の配当金は?増配してる?
決算期 | 配当金 |
2013/03 | 4.50 |
2013/09 | 5.00 |
2014/03 | 5.00 |
2014/09 | 5.00 |
2015/03 | 記6.00 |
2015/09 | 5.00 |
2016/03 | 6.00 |
2016/09 | 5.00 |
2017/03 | 6.00 |
2017/09 | 6.00 |
2018/03 | 6.00 |
2018/09 | 6.50 |
2019/03 | 7.50 |
2019/09 | 6.50 |
2020/03 | 6.50 |
2020/09 | 0.00 |
2021/03 | 7.50 |
2021/09 | 9.50 |
2022/03 | 10.50 |
2022/09 | 10.50 |
2023/03 | 10.50 |
予2023/09 | 13.00 |
出典:松井証券
プレス工業 (7246)の配当ですが2013年からのデータを見ると、特別な時期を除いて、2023年までずっと順調に増配が続いています。
プレス工業 (7246)の配当性向は?
プレス工業 (7246)の第121期報告書(2022年4月1日から2023年3月31日まで)に、プレス工業 (7246)の総還元性向が掲載されていたので、こちらも紹介します。
経営指標 | 営業利益率 | ROE | 総還元性向 | 配当性向 |
2020年3月期 | 3.6% | 4.3% | 56.7% | 38% |
2021年3月期 | 3.1% | 1.7% | 54.6% | 54.6% |
2022年3月期 | 7.8% | 7.7% | 46.9% | 30.2% |
2023年3月期 | 7.1% | 7.0% | 46.6% | 32% |
2024年3月期 | 7.0% | 7.6% | 46.6% | ー |
出典:プレス工業 (7246)の第121期報告書
配当性向のみIR BANK
総還元性向というのは、企業が株主に還元する利益の割合です。
配当性向は、配当額と純利益の比率になるのですが、総還元性向は配当額に自社株買いをプラスした金額と純利益の比率となっています。
総還元性向の計算式は
総還元性向=(配当支払総額+自社株買い総額)÷純利益×100
です。
また、プレス工業 (7246)の配当性向は2020年以降30%以上が続いており、株主への利益還元に前向きな会社であることが分かるかと思います。
2022年にプレス工業 (7246)の株式を購入した場合のトータルリターンは?
私は2022年からプレス工業の株式を100株保有していますが、今、売却した場合どのくらいのキャピタルゲインを得ることができるのでしょうか。
購入時期 | 2022年11月28日 |
購入価格(100株) | 449円×100株 |
2023年7月24日時点で、プレス工業 (7246)の株価は635円なので、現在、売却すれば税金を考慮しなければ18600円の利益が出ることになります。
順調に株価が上昇してくれていてありがたい限りですね。
また、2023年の3月分の配当が1株10.5円なので10.5円×100で1050円の配当を2023年6月30日に貰っています。
というわけで、トータルリターンは19650円でした。
もちろん、プレス工業 (7246)は配当性向も高めで、配当も基本的には増配していっているので、このまま売却せずに持ち続けて更なる増配や株価の上昇を待つ予定です。
【まとめ】プレス工業 (7246)は総合利回り4%以上、今後更なる増配を期待
今回は、プレス工業 (7246)の配当金や配当性向について紹介しました。
プレス工業 (7246)の株価は上昇傾向、配当も増配が続いており、なかなか心強い投資先だと思っています。
配当性向が高めで、増配が続いており、配当利回りも4%を超えてます。
プレス工業 (7246)には株主優待こそありませんが、株主優待生活で有名な桐谷広人さんの株式の購入基準である総合利回り(配当利回り+優待利回り)4%以上を超えているので、利回りの高い投資先を探している方は選択肢の1つに加えてみるのも良いかと思います。
それでは、また、次の記事でお会いしましょう!
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