今回は、2023年9月13日時点で株価が急騰中の株主優待銘柄を紹介します。
日本調剤(3341)は、9月が株主優待の権利確定月でもあるのでご興味がある方はしばらくお付き合いください。
日本調剤(3341)の株価上昇の理由についても考察してみました。
日本調剤(3341)の株主優待は、自社のオンラインストアの優待券で、日本調剤(3341)のオンラインストアで商品を購入する時に使うことができます。
オンラインストアでは、サプリメントや健康食品、医薬品、漢方やUVケア商品などが売っており、日常的に使う品物を多く取り揃えているのでなかなか便利です。
日本調剤(3341)とはどんな会社なの?
日本調剤株式会社(にほんちょうざい)は、東京都千代田区に本社がある保険調剤薬局チェーン企業で、東証プライム市場に上場しています。
日本調剤(3341)は調剤薬局の大手で、大病院前に積極的に出店しており、訪問サービスやコンサルタティング業務、ジェネリック医薬品の製造も行っています。
日本調剤(3341)の株主優待の内容
日本調剤(3341)の株主優待は年に2回、3月と9月にあります。
株主優待の権利確定月は3月末と9月末で、3月末の株主優待は6月下旬に届き、9月末の株主優待は12月上旬に届きます。
日本調剤(3341)の株主優待は、自社オンラインストアで使える優待券で、権利確定日における持株数によって貰える優待券の額面が変わります。
具体的な優待内容は以下の通りです。
【日本調剤のオンラインストアで使える優待券の額面】
所有株数 | 3月分 | 9月分 |
100株以上 | 1枚/1500円分 | 1枚/1500円分 |
500株以上 | 5枚/7500円分 | 5枚/7500円分 |
日本調剤(3341)の株主優待券は、以下のオンラインショップで使うことができます。
日本調剤(3341)の優待券の使い方
日本調剤(3341)の優待券の使い方は簡単です。
商品をカートに入れて購入手続きの画面に進んだら、株主優待券に記載されているクーポン番号を『クーポンコードの追加』という欄に記入するだけ。
日本調剤(3341)の優待券は1500円オフになるだけでなく、送料も無料になるのが嬉しいですね。
また、日本調剤(3341)のオンラインストアは商品を注文した後、1~3日ほどで商品が届きます。
ちなみに、株主優待券を使う際にも注意点があるので共有しておきますね。
日本調剤(3341)の株価、配当利回り、優待利回りは?
最後に、日本調剤(3341)の株式を取得する上で参考になりそうな情報も共有します(2023年9月13日時点)
株価 | 1519円 |
時価総額 | 487億円 |
自己資本比率 | 30.50% |
予想PER(株価収益率) | 13.44% |
実績PBR(株価純資産倍率) | 0.81 |
1株当たりの予想配当 | 25円 |
配当利回り | 1.64% |
出典:松井証券
総合利回り(配当利回り+優待利回り)も紹介しておきますね。
日本調剤(3341)の利回りが最も良くなるのは100株保有時か、500株保有時なので、100株保有した時点の利回りを表にしてみました。
保有株式数 株主優待券の額面 |
優待利回り | 総合利回り (配当利回り+優待利回り) |
100株保有 3000円相当分(年間) |
1.97% | 3.62% |
日本調剤(3341)の総合利回りは3.62%。
株主優待生活で有名な桐谷広人さんの株式の購入基準は、総合利回り4%以上の株主優待銘柄なので、桐谷さんの購入基準にやや届きませんが、株主優待券の使い勝手の良さを考えるとなかなか良い銘柄であるように感じています。
【10年/月足チャート】
出典:松井証券
【費用増】柱の調剤は新規出店効き処方箋枚数増加。前期苦戦の後発医薬品が在庫評価損なく採算改善、出荷問題解消進み粗利積み上げ。だが調剤出店費用やシステム投資費用増重い。営業益は後退。店舗減損。
【先行投資】門前や敷地内で大型店の出店強化、がん用の医薬品など取扱数で差別化。在宅対応や施設基準満たす出店徹底し地域支援体制加算に力、報酬改定の逆風に対抗。出典:四季報
日本調剤(3341)の株価はなぜ上昇しているのか?
2023年09月13日に、1459円から1519円に一気に上昇した日本調剤(3341)の株価ですが、おそらくその理由としては、その直近、9月11日にPR TIMESで発表されたニュースが原因かと思われます。
簡単に要約すると、
デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を展開するWolt Japan株式会社と、全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤株式会社が、Woltが提供する法人向け即時配送プラットフォームである「Wolt Drive」の活用におけるパートナーシップを結んだとのこと。
これにより、日本調剤は2023年9月11日より東京都および神奈川県内の18店舗で処方薬の即時配送サービスを開始することになります。
「Wolt Drive」を利用することで、通常の場合、30分程度という顧客へのスピード配送が可能になります。
日本調剤はこのサービスを活用して、オンライン診療やオンライン服薬指導を受けた患者さんや薬局を訪れた患者様に処方薬の即時配送ができるようになりました。
近年では、新型コロナウイルス流行もあり、感染症対策の一環でオンライン診療やオンライン服薬指導のニーズが増えているので、オンラインでの診療と一緒に医薬品の配送を希望する人も増加しています。
今後も電子処方箋の普及が進むに従って、オンライン医療のニーズはますます高まるでしょう。
日本調剤(3341)は「Wolt Drive」を使った処方薬の即時配送が利用可能な店舗を順次増やしていく予定で、2023年11月には約120店舗に対応店舗を広げ、東京23区内の幅広いエリアを配送地域とする計画のようです。
確かに、自宅にいながらにして薬を貰いたい、忙しくて薬局に行けない、できるだけ早く処方薬を貰いたいなどの希望を持っているのは私だけではないと思うので、日本調剤の薬の配達サービスが利用できるようになったらぜひ利用したいです。
将来的に期待を込めて株価が上昇するのも頷けますね…!
【まとめ】日本調剤(3341)は長期保持の銘柄
今回は、日本調剤(3341)の株主優待や株価、総合利回り(配当利回り+優待利回り)について紹介しました。
個人的には、日本調剤(3341)は配当利回りも高く、株主優待券も年間3000円分貰えるので使い勝手が良いです。
ただし、総合利回りは桐谷広人さんの株式購入基準を満たしていないので、将来性も見越して株価や配当金などがアップすると感じている人は取得を検討してみても良いかもしれませんね。
それでは、また、次の記事でお会いしましょう!
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